裾野・保育園1歳児「虐待」あまりに酷い5つの問題 15例の不適切行動の背景には一体何があるのか
11月30日、静岡県裾野市は私立さくら保育園の虐待と言える不適切な保育内容を公表し、そのあまりに酷い行為が大きな反響を集めています。
裾野市は、今年6月~8月上旬に同園の1歳児クラスで3人の女性保育士が園児たちに対し、少なくとも15事例にわたる不適切な行為を行っていたことを発表。その15事例は「虐待」「傷害」としか思えないほど、衝撃的なもので占められていました。
「宙づり」「カッターナイフ」「御臨終」「閉じ込める」……保育園の1歳児クラスと言えば、まだ言葉も十分に話せない1~2歳の幼児であり、酷い行為に怒りの感情を抱く人が多いのではないでしょうか。
【2022年12月3日17時55分 追記】初出時、1歳児クラスの説明に誤りがあり、修正しました。
しかし、同園が本当に酷いのはこれらの虐待・傷害が疑われる行為だけではなかったのです。
通報での事態発覚と4カ月の遅れ
現時点で決して見逃すことのできない同園の問題点は主に5つ。下記にあげていきましょう。
1つ目の問題点は、今回の事態が8月17日に同僚保育士とみられる人物の通報を受けて発覚したこと。裾野市は翌日に通報者と面会したあと園への調査を指示し、同22日には「不適切な行為を保育士が認めた」という報告を受けていたようです。
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