「コロナ禍の結婚式」悩んだ人たちの決断その後 結婚式で「肯定感アップ」した人が増加、理由は?

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社会がポストコロナへ向けて進むなか、今後の結婚式はどうなっていくのだろうか。直近(2022年5~7月)の調査結果をもとにひもといていく。

まず、実施率(首都圏・東海・関西)はウエディングイベントが81.2%、ウエディングパーティーが71.5%と、それぞれが2020年、2021年同時期よりも上昇。ウエディングイベント実施率については、コロナ前(2019年)の水準まで回復した。

(出所)結婚総合意識調査2022追加調査

パーティーの費用総額はコロナ前の2019年よりも増加

次に、招待客人数と費用(共に首都圏)に目を向けてみる。招待客人数の平均は50.7人と、コロナ1年目(2020年)よりも増加。挙式、披露宴・ウエディングパーティー費用の総額は平均364.6万円まで回復しており、コロナ前(2019年)よりも増加した。つまり、コロナ禍が続くなかでも結婚式に回復の兆しがみられる。

(出所)結婚トレンド調査2022追加調査

このような結果になったのは、結婚式にゲストが参加しやすくなったからだろう。2022年5〜7月は政府から行動制限が求められず、結婚式を実施しやすくなった。

加えて、多くの式場で感染防止対策を講じたうえで結婚式を実施できる体制が整い、結婚式に招待する側も、呼ばれて参加する側も安心感が広がったのだろう。その結果、招待客が増え、総額も増加したと考えられる。

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