「コロナ禍の結婚式」悩んだ人たちの決断その後 結婚式で「肯定感アップ」した人が増加、理由は?
さらに、ゲスト視点で見ても、結婚式のあり方は変化しつつある。出席して「良かった」「感動した」というゲストは、コロナ前(2017年度以前)よりも増加しており、2人が結婚式を深く考えて実施したことがゲストに伝わった結果だろう。
また、周囲の人の大切さを感じ、さらには人生を前向きにとらえる割合も増え、コロナを通じて結婚式の場の意味合いは変化しつつある。それは、コロナ禍でなかなか人と会えず接点が持てない中、人との関わりを実感できる機会にもなり、改めて家族や友人、さらには自分の人生といった大切なことを見つめる場にもなっているのではないだろうか。
人との関わりを再確認できる場に
コロナ禍で結婚式業界はかなり厳しい状況が続いた。ただ、行動制限が解除され、大きく回復しつつある。そして、その中で、人との関わりや家族、友人、人生など大切なことを改めて考えされる機会にもなっている。それは、「大切な人が集まれなかった状況」から生まれた「人との関わりを再確認できる場」として、新たな価値の再発見にもなった。
さらに、今後、それぞれが求める結婚式が表現され、多様な価値観に沿った結婚式が広がり、それによって結婚式は新たな表情を見せていくだろう。コロナは結婚式に「厳しさ」とともに、本質的な価値に気づかせてくれる「機会」をもたらしたのかもしれない。
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