こんなに親日!タイの「若者消費」最前線

盛り上がるアジアの若者市場(タイ編その1)

タイは今後の連載でも触れるミャンマーと同様、非常に日本人が接しやすいエリアです。正直言って今現在、日本企業の世界的なプレゼンスは下がっていますが、タイという国では例外的に上がっています。これを踏まえて、タイの若者たちを見てみましょう。

アニメ、マンガ分野での親日ぶり

タイの若者カルチャーは基本的には“超親日”。幼い頃から日本のテレビ番組やマンガで育った10~20代は多く、台湾に次ぐ文化的親日度の高さがうかがえます。

日本の有名マンガがずらり

タイの若者に、幼い頃から好きだった日本のアニメやマンガを聞くと、出るわ出るわ。「名探偵コナン」「ONE PIECE」「NARUTO -ナルト-」「BLEACH」「涼宮ハルヒの憂鬱」「NANA」「遊戯王」と多くの作品名が並びます。日本の「スーパー戦隊シリーズ」の英語版ローカライズである「パワーレンジャー」を挙げる男性もいました。

日本のバラエティ番組では、「TVチャンピオン」「料理の鉄人」も人気。「料理の鉄人」は海外にフォーマット販売されたため、タイ人キャストバージョンが製作・放映されるほど人気が高いようです。

土日の朝には日本のアニメがよく放送されています。バンコク市内で両親と同居している20歳の女性に聞いたところ、TVやインターネットなどで今でも時々日本のアニメを見るのは、彼女の周囲で4~5割くらい。家に日本のマンガがある友人は自分も含めて15%くらい、という答えが返ってきました。これはかなり多い印象です。

韓流は日本にがっちり競合

ただし、日本のドラマはアニメやマンガほど人気があるわけではありません。ドラマは完全に韓国に持っていかれています。実際、韓国のTV番組はタイでけっこう放送されていて、ドラマだけでなく韓国の文化を紹介する番組も見られています。

タイでもK-POPが大人気

音楽もK-POPに軍配が上がります。先ほどの20歳の女性は、「男性グループではBIGBANGのファン。スーパージュニアはまあまあ。女性グループだと少女時代や4minuteも好き」とコメントしていました。

ちなみに、韓国の男性グループ2PMには、ニックンという、タイ人の父と中国系アメリカ人の母をもつメンバーがいます。韓国としてもタイのマーケットは十分に意識しているようですね。ちなみに、彼女の友人の間では、韓国ドラマを見る人は50%、韓国歌手が好きな人は20~30%だそうです。

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