身近な人が認知症になると、別人になったかのような変化にショックを受ける介護者は少なくない。物盗られ妄想などを目の当たりすると、どう対応していいか悩むことも多い。介護にどう向き合ってきたのか、先人の体験談を紹介する。
認知症は脳の病気が原因のため、本人の中で何が起きているのか、症状の原因がわかりにくいのが厄介なところだ。
とくに子どもや配偶者など長年身近に本人と接してきた家族にとって、別人になったかのような本人の変化は受け入れがたく、大きなストレスを抱えてしまう。
週刊東洋経済 2022年12月3日号(11月28日発売)は「認知症 全対策」を特集。介護から予防、費用、相続まで認知症のあらゆる対策を網羅する。
認知症への理解だけではカバーしきれない心構えを、介護家族の体験談から学んでいきたい。
筆者の88歳の実母もアルツハイマー型認知症。診断から10年経つ。父が心筋梗塞で急死し、突然独居になったことがきっかけで一気に認知症が顕在化したが、仕事柄、知識はあったので早々に介護保険を申請し、母の独居は介護保険サービスに支えてもらうことにした。
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