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元気なうちに確認、認知症介護にいくらかかるか 介護費用を5パターンでシミュレーション

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肉親が、もしくは自分が介護が必要になったときいくらかかるのか、不安は絶えない。認知症の場合、介護保険外のサービスを利用することもあり、想定以上に出費がかさむこともある。早くから費用を把握し、備えておくことも重要だ。

一万円札と介護士と高齢者のミニチュア
(写真:tsukat / PIXTA)

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認知症介護のために介護保険サービスを使うとして、どの程度費用がかかるのか?

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週刊東洋経済 2022年12月3日号(11月28日発売)は「認知症 全対策」を特集。介護から予防、費用、相続まで認知症のあらゆる対策を網羅する。

在宅の介護保険が適用されるサービスでは、「1割負担」でも月2万~3万円はかかる。しかも、本人の年間所得金額によって負担額は2割、3割へと上がるので、あくまで最低金額と考えたい。低所得世帯なら高額介護サービス費の還付が行われる可能性もあるが、それでも想定以上の出費になることもある。

費用の内訳としては、①介護保険のサービス利用料、②原則として給付外となるサービスの利用料、③「介護保険だけでは賄えないニーズ」にかかる費用の3つが考えられる。

次ページおカネシミュレーション[施設・居住サービス編]
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