キー局全落ち!「"下剋上"アナ」驚きの大逆転人生 「ABEMA」西澤由夏アナ"超どん底"からの挑戦

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お笑いコンビ・ニューヨークがMCを務める“男女の恋愛”をテーマにした恋愛バラエティ番組『ニューヨーク恋愛市場』(ABEMA)では進行役を担当。『チャンスの時間』とジャンルこそ同じだが、立ち回り方は異なる。

『チャンスの時間』では千鳥のノブさんが進行を、大悟さんがプレイヤーとして出演されていますが、企画によりノブさんもプレイヤー側に回るので、私は、お二人の空気感を壊さず『ガツガツ進行し過ぎないように』と意識しています。一方の『ニューヨーク恋愛市場』では、ニューヨークの嶋佐(和也)さんと屋敷(裕政)さんがお二人ともプレイヤー側なので、進行役の意識をより強く、止めるべきところでは『ちゃんと止めよう』と考えています」

「ABEMA」西澤由夏アナのインタビュー
真剣な表情でロジカルに、過去の記憶をたどる姿からは持ち前の“戦略的思考”も垣間見える(撮影:梅谷秀司)

かつて落とされたテレビ局のスタジオに

笑顔の目立つバラエティ番組以外では、真剣な一面を見せる。

お笑いコンビ・サバンナの高橋茂雄が進行を務め、政治評論家・橋下徹と論客が時事問題への意見を交わす討論バラエティ番組『NewsBAR橋下』(ABEMA)では、ニュース原稿読みに徹しているが、扱う問題に合わせ、より入念に下調べを行うなどして本番に臨んでいる

ストレートニュースを伝える番組『ABEMAニュース』(ABEMA)も担当する現在。同番組の収録スタジオはテレビ朝日内にあり、かつて“不採用”の通知を受けたテレビ局に足を運ぶ「不思議な感覚」も味わっている。

数々の人気番組を担当する一方、2022年9月発売の青年誌『週刊ヤングジャンプ』(集英社)では表紙と巻頭グラビアを務め、「ABEMA」以外の世界でもその人気を証明した。

「一生に一度しかない、貴重な機会でした」と撮影を振り返る西澤アナは、「発売後、父親と実家の愛犬と一緒に、雑誌の並んでいるコンビニを駆け回りました」と微笑む。

「ABEMA」初のアナウンサーとなり、5年目。将来的には「自社のアナウンス室をキー局に匹敵するほどの規模にしたい」と願う。

かつて、自身の夢に破れて「どん底」と称するほどのショックを受けながら、葛藤が残りつつも働き始めた別の会社で、アナウンサーの仕事が“向こうから”近寄ってきたというのも数奇。偶然だったのか否か。ただ、事実を考えると「下剋上」「大逆転」と表現するほかない

アナウンサーといえば“テレビ”と連想される時代は変わったネット発の女子アナウンサー、そのロールモデルのひとりとして、西澤アナのますますの活躍が期待される。

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カネコ シュウヘイ 編集者・ライター

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Shuhei Kaneko

1983年11月8日生まれ。埼玉県出身。編集者・ライター。成城大学文芸学部卒。20代後半に自動車系雑誌の編集プロダクションから独立。以降、フリーランスとして活動を続ける。ライブへ月4〜5回通うほど根っからのアイドル好きが講じて、2014年頃からはエンターテインメント分野を中心に、取材・執筆へ尽力する。雑誌、Web、書籍と媒体は問わず。ブックライターも担う。

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