知らないと損!「年末調整」のポイントはここだ 保険やiDeCoの掛け金などがある人は必見

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年末調整を受ける人が気をつけたいこと、控除証明書の見方などのイロハをご紹介します(写真:CORA/PIXTA)
今年も年末調整の時期がやってきました。書類提出は面倒なものの、「年末になれば、お金が戻ってくることを楽しみに手続きをしている」、そんな方も多いことと思います。
本稿では、生命・地震保険、iDeCo、子どもの公的年金保険料などの支払いがあり、年末調整を受ける人が気をつけたいこと、控除証明書の見方などのイロハを『自分ですらすらできる確定申告の書き方 令和5年3月15日締切分』からご紹介します。

そもそも、なんでお金が返ってくるの?

年末調整とは、簡単にいうと、1~12月までに給料から引かれた所得税を精算するために行われる手続きです。そして、年末調整をすると、ほとんどのケースで税金が返ってきます。その理由はなんでしょう。

その1 毎月、税金がちょっぴり多く引かれているから

給料から毎月引かれている所得税は、12カ月間勤めたときの見込みでかかっています。そのため、たいてい少し多めに引かれており、年末調整という手続きによって、納めすぎた税金が返ってくることになります

その2 受けられる所得控除があるから

年末調整では、まず1年間に支払った給料、アルバイト・パート代から所得(「給与所得」といいます)を計算し、所得からさまざまな所得控除といわれるものを引いて課税所得」(この金額に税金がかかる)を計算します。

したがって、所得控除が多いほど税金計算は有利となり、戻ってくるお金も基本的には多くなる、という仕組みです。

その3 税額控除やすでに納めた税金があるから

課税所得を求めたら、課税所得にかかる税金を計算します。その税金から引くことができるのが、住宅ローン控除などの税額控除です。「税額-税額控除」で、最終的な税額を計算します。

もちろん、これで終わりではありません。ここからが年末調整のキモ。この最終的な税額(A)と、毎月の給料から引かれた税金(B「源泉徴収税額」といいます)を比べて、A<Bならば返し、A>Bならば徴収する、ということを行うのです。たいていのケースはA<Bなので、税金が返されることなります。

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