そして、「以前はアレをしたら子どもは従ったから、今日もアレをしたら従ってくれるだろう」とか「きっとコレを言えば親の私を支えてくれるだろう」と考えて、すでに大人になっていて別の人生を生きている子どもをコントロールすることばかりで頭がいっぱいになっていきます。
そんなときの親は「自分でやる」「問題が起こらないように自分が気をつける」という発想はなく、子どもに過大な期待を寄せながら生きています。
親が期待をたくさん感じるほど、子どもをコントロールしたいという欲求も強くなり、ますます自立していきません。
だからこそ、親に期待を持たせないこと。
具体的には、親が「どうせ何をしても子どもをコントロールできないだろう」という気持ちを感じるような関係性を「子どものほう」が作って、あきらめてもらうことです。
期待を持たせずあきらめさせる3ステップ
支配や依存をしようとしてくる親への対応は3つのステップで構成されます。
期待を持たせないためには、親が満足感を持てない状況をつくることが重要です。
それは、要するに親に従わないということです。
傷ついているという気持ちを伝えることは、親をあきらめさせるためには重要です。
たぶん、親は子どもを傷つけているという意識はほとんどと言っていいほど持ってはいないでしょう。
それよりも、自分は子ども思いな良い親だと思い込んでいることが多いですね。
だからこそ、子どもへの執着心が止まらないのです。
「自分は良い親で、子どものためになれている」や「良い親である私に従わない子どもが悪い」と思っているから、子どもが親の期待を叶えて当たり前という意識をつくられていきます。
そんなとき、まずは子どものほうから、今までずっと親の言動で傷ついていたということをはっきりと伝えなければなりません。
そして、子どもは納得して親に従っていたわけではなかったということを認識させることからはじめます。
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