日本を100人の島に例えて見えてくる経済の本質 言葉を使い役割分担する中でルールが必要になる
本書には次のような記述があります。
これは、住民の貢献度によって給料が支払われる仕組みのことです。「研究」「防災」「整備」があることで、私たちの生活は飛躍的に向上しました。「研究」のおかげで私たちの生活は豊かになりました。PCやスマホ、ワクチンの開発などが該当します。自然災害の多い地域なら「防災」は国民生活に影響を及ぼすでしょう。整備も同様です。
ここでは、インフレとデフレで単純比較ができないことを指摘していますが、これは正しい解釈といえます。いま、ロシア・ウクライナ戦争の影響により物資が高騰しています。事実、多くの消費財メーカーは10月から商品の値上げを行いました。もはや、インフレやデフレの話ではないことは明白だと言えます。
役割分担とはどんなこと?
100人の島は、1人ひとりが自給自足しているのではなく、みんなで協力して、役割分担を決めながら暮らしています。
100人のうち10人が農家だとします。100人が生活するための、食料をつくらなければいけません。40人は職人です。100人が生活するための、建物、家具、服、日用品などのモノを作らなければいけません。残りの50人はサービス業です。100人が生活するためのサービスを用意しなければいけません。
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