米アップルがさらした中国生産委託の“暗部”
電子産業に先んじて生産委託が進んだアパレル業界では1990年代半ば、アジアの委託工場で不当な長時間労働や児童労働があったとして、米ナイキに対して欧米消費者が激しい不買運動を行った。
電子業界にとってさらに厳しいのは、中国など生産地である新興国が販売市場としても浮上し、現地での企業イメージが重視されること。電子機器メーカーは今後、下請け先の技術力だけでなく、コンプライアンスまで把握することが重要な企業戦略となるだろう。
(杉本りうこ =週刊東洋経済2011年3月19日号)
※記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
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