話に説得力のない人が知らない、たった1つの手法 「特徴⇒優位性⇒メリット⇒根拠」で話してみよう
自分の好きな小説や面白かった映画など、勢い込んで話してはみたけれど、うまく相手に伝わってない……と感じたことはありませんか?
「美味しかった」「楽しかった」といった感覚的な表現は、なかなか他人と共有しにくく、話も独りよがりになりがちですが、「ほんの少し『伝える順番』や『話し方の型』を意識するだけで、驚くほど伝わるようになる」と話すのは、元CBCアナウンサーでスピーチコンサルタントの阿部恵さん。著書『1日1トレで「声」も「話し方」も感動的に良くなる』から、わかりやすく論理的に伝えるコツをご紹介します。
「FABE(ファブ)法」でアピールする話し方に!
わかりやすく話すには、「伝える順番」や「話し方の型」を意識することが大切です。最初に何を伝えるべきか。なぜ、そう思うのか。伝える順番を間違えたり、曖昧な感覚だけで伝えようとしたりすると、相手は理解しにくく、ということがあります。この「話し方の型」にはいろいろなものがありますが、ここでは「FABE(ファブ)法」と呼ばれるものをご紹介しましょう。
FABE法の「FABE」とは、もともとはマーケティング用語です。商品の特徴やベネフィットを分析する際に使われており、次のような構成です。
【FABE(ファブ)法】
F:Feature(特徴)
A:Advantage(優位性)
B:Benefit(得られるメリット)
E:Evidence(根拠)
F:Feature(特徴)
A:Advantage(優位性)
B:Benefit(得られるメリット)
E:Evidence(根拠)
この順番で話を組み立てると、相手に訴求できるストーリーになるという方法です。特に、自社商品やサービスをお客様へアピールする際の、セールストークでよく使われる型です。
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