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歌舞伎町「巨大エンタメ施設」その全貌と深い思惑 訪日客と国内観光客を囲い込めるかがカギに

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109シネマズプレミアム新宿は、日本初となる全スクリーン全席プレミアシートのシネコンだ。エントランスからロビーに入った瞬間から、そのラグジュアリーな雰囲気は一般的なシネコンとは一線を画すという。菅野社長にレッドオーシャンへ飛び込むにあたっての勝算を聞くと「ラスベガスを見ても明らかですが、エンタメは集積したほうがシーンが盛り上がります」と余裕をのぞかせた。

109シネマズプレミアム新宿、ロビーのイメージ図(写真提供:東急レクリエーション)

さらに「まっこうから勝負して競争を激化させるのではなく、プレミア化によりお客様の好みにあったすみ分けができます。新宿という7000席の巨大な映画街に750席のプレミアムシネコンを設けることにより、お客様のニーズを補完するほか、新宿に新しいニーズを掘り起こし、潜在的なお客様を顕在化させていきます。お客様の裾野を広げるというよりも、頂点を上げるイメージです。我々ならではの役割を果たせると考えています」と力を込める。

109シネマズプレミアム新宿のイメージ図(写真提供:東急レクリエーション)

同シネコンの各スクリーンは、映画上映だけでなく、ディナーショーなど各種イベントにも対応できるステージ設備があり、多目的スペースとしても活用できる。

そんな映画上映だけに頼らない施設運営の背景には、コロナ収束を見据えたインバウンド需要を取り込む狙いもあるようだ。

歌舞伎町はどう変貌していくか

東急歌舞伎町タワーには空港から直結するリムジンバス乗降場があるほか、Sクラスのラグジュアリーホテル「BELLUSTAR TOKYO」とライフスタイルクラスの「HOTEL GROOVE SHINJUKU」が上層階に入り、映画や劇場を楽しんだ後も、国内外から来た観光客はホテルでゆっくり滞在し楽しむことができる。

東急歌舞伎町タワーには、珍しく安定収益ともなるオフィステナントが入っていないため、どれだけ国内観光客、そして訪日外国人を取り込むかが課題であり、カギともなるだろう。

2023年4月の東急歌舞伎町タワー開業から、歌舞伎町の新たな歴史を街と一体となって紡いでいくことができるか。開業後の街の変化に注目したい。

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