男性の「かわいい」は文字通り、女性のそれは3種類 「かわいい」を巡るすれ違いは埋められるか

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同じ言葉でも、男性と女性では、意味が違うケースもあります。例えば、「怒らないから言って」。

男性が口にする場合は、言葉通りの意味です。男性は言行不一致を良しとせず、自分の言葉に責任を持とうとして、怒らないようにします。「武士に二言はない」を律儀に守っているのが男性とも言えますね。

一方、女性がこの言葉を口にする場合は、「言わないともっと怒るよ」の意味です。最初から相手から情報を引き出すのが狙いであり、その内容しだいでは、いっそう怒るかもしれません。

あるいは、なにか行き違いが発生したときに口にする、「説明して」という言葉。男性の場合は、やはり文字通りの意味であり、状況を理解したいときに使います。

女性は、「謝ってほしい」に近い。自分の怒りをぶつけるきっかけを求めているケースが多いようです。

「かわいい」を巡るすれ違い

「かわいい」に至っては、男女の違いが歴然としています。男性は基本的に、本当に「かわいい」と感じたものにしか「かわいい」と言いません。動物やモノを見ても、それが「かわいい」と思わなければ、「かわいい」は使いません。それに比べて、女性の「かわいい」は、圧倒的に使用機会が多い。女性の「かわいい」には3つの機能があるからです。

第1に、友達と一緒に「かわいい」とキャッキャと言い合うことで共感を高め、ラポール(信頼できる関係性)を形成するためです。「コレかわいくない?」「カワイイ、カワイイ」「カワイイよね?」などと言い合い、ラポールを作ります。「わかる、わかる」と同じような、共感の言葉ですね。

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