中高年がMBAを目指すメリットや、受験勉強のポイントは?
[目標達成のポイント]
・経営に必要な力の基礎に
・将来の目標を明確にする
・予備校利用も有効に
経営学を大学院で学んだスペシャリストの称号がMBA。将来の経営参画や起業を視野に、取得を検討しているビジネスパーソンもいるだろう。今回は40〜50代にとっての取得のメリット、注意点、また受験勉強のポイントなどについて解説したい。
高まる学び直しへの需要
社会人向けに国内MBA受験の講座を開いているNIKKEN MBA lab.の諏訪純一郎講師、河合塾KALSの鄭龍権講師、アガルートアカデミーの飯野一講師らから話を聞いた。
まず受講生の傾向を聞くと、ボリュームゾーンは20代前半〜30代だが、40〜50代も少なくはなく、3割程度だという。また近年、受講生全体の人数も増加傾向にある。コロナ禍を機とする働き方や仕事観の変化などを背景に、キャリアアップや学び直しへの需要が高まっている。
中高年がMBAを取得するメリットは何か。各講師が話すのは、取得により経営上の問題解決手法を体系的に身に付けることができ、経営者に欠かせない柔軟な発想力や判断力の基礎となることである。
「人生100年時代で、定年後の起業が当たり前のように考えられる時代。また今の社会では、個性を生かし創造していく力が求められる。MBA取得で、社会に貢献するための実践力が身に付く」(飯野氏)
将来の仕事に役立つ人脈が得られるのも、国内MBAの大きなメリットだ。学べる環境も整いつつある。
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