「買い物依存」「SNS」「お酒」うつが悪化するNG行為 しがみついてしまうことで良くない状態になる
買い物をすると気分が高揚し、達成感や幸福感が得られます。それによって一時的に気分が晴れたような気もするのですが、このような買い物は、買った「物」ではなく、買う「行為(プロセス)」に囚われているため、次から次へと買い物を続けてしまいます。
すると、買い物を我慢できなかった無力感や後悔(罪悪感)が大きくなり、また支払いへの不安も大きくなります。実際に、カードローンが増えていくと、収入を得なければならないという負担感も大きくなり、自責感、無力感、不安感、疲労感が刺激されてしまいます。買い物へのしがみつきで、うつを悪化させてしまう人は少なくありません。
買い物の頻度が高い場合は、買い物をするときは現金払いにしたり、通販番組や通販カタログを遠ざけたりするよう心がけてみましょう。
しがみつきへの対処法は?
しがみつきは、本人にとっては生きるための必死の努力ですから、まずはその行為に頼るしかない本人のつらさを理解し、苦しさに耐えてきたその努力を認めてあげましょう。
そのなかで、しがみつきのマイナス面については共有しますが、無理矢理やめさせようとしてはいけません。まずは、うつ状態への対処(疲労への対処)を優先します。うつ状態が回復してくると、自然としがみつきをしなくなることも多いからです。
それでも、しがみつきのマイナスが大きい場合は、本人とよく話し合い、苦しさを緩めるための他の方法を一緒に探していきましょう。このとき、うつの支援に慣れているカウンセラーにアドバイスを求めるのもいいでしょう。
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