日本医師会が100以上の災害医療チームを被災地に派遣、慢性疾患患者の体調に懸念【震災関連速報】
日本医師会は15日、医師や看護職員からなる100以上の災害医療チーム(JMAT)を被災地に派遣することを発表した。派遣先は46万人以上の避難者がいるとみられる岩手県、宮城県などの東北地方。各県医師会の要請に基づいて、すでに数チームが被災地での活動を始めている。
JMATの詳しい人数は明らかにされていないが、1チーム当たり2~4人程度とみられる。
JMATは、災害後48時間以内の活動を担う厚労省の災害派遣医療チーム(DMAT)と連携し、JMATではそれ以後の支援も行う。「救護所ではけが人はもちろんのこと、医薬品を持たずに避難している慢性疾患の患者の体調、インフルエンザなど感染症の拡大も懸念される」(日本医師会)としている。
日本医師会の原中勝征会長は、15日に開いた会見で、14日夜に関東圏の一部で行われた計画停電に関しては、「人工呼吸器や透析が止まることで、数万人死ぬ恐れがあると政府に強く申し上げた。それが計画停電の規模が小さくなった原因だ」と明かした。
(島田 知穂=東洋経済オンライン)
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