年金月5万円の71歳「今が一番幸せ」5つの理由 食費を月1万円にしたらみるみる「若がえった」
70歳を前にして人並みに「終活」なるものを始めました。せめて死んだあとには、家のなかにモノをあまりの残さず、自分が倒れた時に誰かが家に入ってきても、あまり汚い場所は見せたくないなど、「外」や「子どもたち」に向けての気持ちが大きかったものです。その一環として始めたプチプラ生活は、いつのまにか「生活」、つまり生きるための活動になっていました。
不安がなくなり、きちんとした食生活で、身体は若い時以上に元気になり、後ろ向きの気持ちから前向きに変わっていったのです。もちろん、年は取っていきます。年齢的にはより死に近づいているのですが、なぜか、死は前より遠のいていった気がします。
それが錯覚だとしても、それはそれでいいのではないでしょうか。不安も錯覚ならお金のあるなしも錯覚の1つ。同じ錯覚なら、元気という思い込みのほうが何倍もいいに決まっているのですから。
節約生活で身体が、心が、人生が変わっていった
この本は、69歳というぎりぎりの年齢、多くの人が終活をする年になってようやく、終活どころか、「生活」のためにあれこれやった(やらざるを得なかった)私のささやかな工夫の記録です。でも、その工夫はこれまでにない健康な身体と心をもたらしてくれ、新しい世界を開いてくれることになりました。
まさに身体が、心が、人生が変わったのです。本のなかの工夫や考え方が、少ない年金で暮らしている人だけではなく、これから厳しくなっていく年金世代の方にも少しでも役に立つことを祈っています。
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