年金月5万円の71歳「今が一番幸せ」5つの理由 食費を月1万円にしたらみるみる「若がえった」

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もっとよかったのは、お金の心配、不安がなくなったことです。元気になったのは、この不安がなくなったのが大きな原因かもしれません。

“完全自炊”で食費は月1万円以下。折敷をしいて(写真:林ひろし)

お金を遣わない生活は多くのメリットをもたらしてくれましたが、ここでそのうちの5項目をご紹介します。

① 安く美味しく身体にいい食生活で若がえった

身体にいい食材は安い。その理由は旬ものしか買わないからです。スーパーに行くとまず安い野菜(わが家の近くのスーパーでは100円前後のもの)を探します。ごぼう、小松菜、大根、キノコ類など、身体にいい食材ばかりです。あとは定番のたまねぎ、じゃがいも、もやしなど。

それらをシンプルに料理することで、簡単に美味しい料理が楽しめます。

キノコは胃腸に優しく、ごぼうは腸活にいい、こういった知識も少しずつ増やしていきました。その結果、長年の過敏性大腸炎がいつのまにか治っていました。毎朝の快腸生活は身体全体を元気にしてくれます。なにより気持ちいい朝の習慣です。

年金5万円で暮らせるという安心感

② お金への不安がなくなった

食を決めることで、それほどお金を遣うことなくやっていけるメドがたちました。年金内で生活できるとわかった。これは大きい成果でした。

食生活だけではなく、ほかの部分も見直し、年金の範囲内で暮らせるというか、暮らすしかないという生活ですが、コロナ禍の中、何か月か試した結果、それで暮らせるとわかったときには安心することができました。

③ お金の遣いどころがはっきりしてきた

メリハリのある遣い方ができるようになりました。プチプラ生活を続けるなかで、片付けやリメイク、DIYを始めるようになりました。あまりに多くのモノがあると、生活が煩雑になるからです。

リメイクはもちろん、ファッション代を浮かせるためです。リメイクについては、着物に夢中になっていたときから興味を持ち始めました。夢中になり始めたばかりの頃は知識がなく、サイズが合わない、フリマで買ったもののまったく色や材質が違うといったことが頻繁にあり、でも捨てるには忍びなく、ほかのモノに変身させ始めたのです。

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