衰退の国・日本で「投資はギャンブル」と思う危険 リスクを避けて投資しないことが真のリスクだ
変化が激しい中であっても、どんな変化をしていくかがある程度わかれば、投機的な商品が成長するかどうかも、論理的にとらえることができます。その結果、大きな利益を得ることが可能なんです。
もちろん、予測が外れてしまっても、全体としては軽いダメージにとどめるのが大事。そのためにも、自分が保有する株式のうち、すべてを投機的なものにするのは絶対にやってはいけません。
あくまで一部だけですよ。多くの人がやりたがらない投機を、あえてオススメするのは、変化が激しい世の中だからこそ、チャンスも大きいから。正しい使い方で、投機にもぜひ挑戦してみましょう。
銘柄と時間を分けて、リスクとリターンを最適化
最後のキーワードは「分散」です。
投資において、「分散」には2つの意味があります。1つめは、銘柄や商品の分散。
「卵は1つのカゴに盛るな」
これは、投資の世界で有名な格言です。持っている卵を1つのカゴに全部盛ってしまうと、そのカゴを落としたときに全部が割れてしまいますよね。けれど、いくつかのカゴに分けて盛っておけば、もしカゴを1つ落としても、他のカゴに盛られた卵は割れずにすむ、という意味です。
投資も同じで、1つの銘柄に集中してしまうと、その会社が倒産したり、何か不祥事を起こしたりすれば、株価は急落し、大きな損失を被ってしまいます。
でも、いくつかの銘柄へ分散しておけば、仮にある会社の株価が急落しても、大きな影響を受けずにすむもの。分散することによって、リスクを下げることができるんです。
ただし、分散することは大事なんですが、リスク回避のためとはいえ、分散しすぎてもいけません。なぜなら、分散しすぎてしまうと、個別要因による株価上昇の影響も受けにくくなってしまうから。
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