衰退の国・日本で「投資はギャンブル」と思う危険 リスクを避けて投資しないことが真のリスクだ

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なお、米国株はドルで買う必要がありますが、証券口座内で円をドルに変換して購入できるので、初心者であってもとくに心配はいりません。 

複利について 

「そうはいっても、投資ってギャンブルみたいだし、リスクも高いんでしょ」

と考える方もいると思います。たしかにまったくリスクがないとは言いません。ですが、これからの日本ではむしろ、投資をしないほうがリスクが高いといっても過言ではないのです。

ここでは、これから投資を始めようという方のために、できる限りリスクを減らし、かつ儲けるために絶対に欠かせないキーワードを3つ、ご紹介します。

「複利」「投機」「分散」です。

まずは、投資をするうえで一番大事なキーワード「複利」から説明します。

複利とは、「元本に上乗せされる利子も含めて、利子がつく」というもの。これだけだと少しわかりづらいかもしれないので、もっとわかりやすく説明しますね。

たとえば、1万円に対して10%の年利がつく株があったとしましょう。1年後には1万1000円になっているわけです。利益は1000円です。さらにその翌年にはどうなっているでしょうか? また利益が1000円ついて、1万2000円になっている?

それは間違いです。その翌年には、1万円ではなく、「1万1000円」に対して10%の年利がつくので、利益は1000円ではなくて「1100円」となり、1万2100円になっているわけです。このように、上乗せされた利益を元本に含みながら伸びていく仕組みのことを、「複利」というのです。

「そうはいっても、たった100円の差じゃないか」

と思ったかもしれません。たしかにたった100円。短期での影響力は、大きくありません。

ですが、もっと長い目で見てください。複利というのは、長期的な投資で大きな力を発揮するもの。投資は、瞬間的に大きく伸びるものではありません。時間を味方につけて、長期で育てていくものなんです。

これこそが、投資における一番大事な考え方!

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