衰退の国・日本で「投資はギャンブル」と思う危険 リスクを避けて投資しないことが真のリスクだ

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これから投資を始めようという方のために、できる限りリスクを減らし、かつ儲けるために絶対に欠かせない「3つのキーワード」をご紹介します(写真:セミ/PIXTA)
岸田首相が NY証券取引所で「NISAの恒久化が必須」と話すなど、日常的な話題となりつつある資産運用ですが、中には投資に対して「危ないのでは?」「ギャンブルとどう違うの?」などと思っている人もいるはず。しかし、投資系インフルエンサーのレイチェルさんは「投資をしないことこそが、真のリスクなのです」と指摘します。
レイチェルさんの書籍『月3万円で3408万円の超安心資産をつくる! 毎月5分のシン・米国株投資術』より一部抜粋、再構成してお届けします。

なぜ、投資をしないのは「むしろリスク」といえるのか? 

日本で生活する私たちにとって、米国株投資をすること自体が、非常に優れたリスク回避になります。

どういうことかというと、日本で働いていれば、給与は円でもらいますよね。「給与はドルでもらっています」という人はほぼいません。ということは、何もしなければ、日本円の資産しか増えないわけです。

実は、これが大きな問題! 世界的な視点で見たときに、自分の資産が円だけに集中しているのは、大きなリスクなんです。

その理由は、日本は世界の中にあるから、です。世界に日本しか国がなくて、日本の中だけですべてが完結しているなら、円だけ持っていればいいでしょう。

ですが、実際はそんなことはありません。日本は海外の多くの国と国交があり、輸出も輸入もたくさんしています。私たちは、海外製のものを手にする機会がとても多く、海外に行くことがなかったとしても、海外の影響を大きく受けているのです。

とくに2022年の春から一気に円安になり、海外からの輸入品を中心にさまざまな商品の値段が高騰していったのは、記憶に新しいでしょう。こういった円安の状況になったとき、資産が円だけに集中していると、たとえば以前なら1万円で買えたものが、1万円以上を出さないと買えなくなってしまうのです。

ですが、米国株を買っておけば、自分の資産を円だけでなく、ドルにも保有することになるのです。

次ページでも、投資ってギャンブルみたいでリスクも高いのでは…?
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