最後に日本のレジでバレるのが、「給与水準の低下」だ。
最近は、レジで働いている方の国籍が大きく変わってきたことにお気づきだろうか。以前は韓国や中国の留学生が多かったが、今ではそんな方々もだいぶ少なくなり、ネパールやらラオスやら、東南アジアの方々がずいぶん増えてきた。
これには、もはや賃金水準で韓国のほうが高くなり、赤坂の韓国クラブからもコンビニからも、若い韓国人がずいぶん姿を消したことと同じ背景がある。
実際のところ、以前は都内某中心部の客引きは「台湾クラブ」や「韓国クラブ」が多かったのだが、今では見事にどこもかしこも「ベトナムクラブ」に大変化している。
このように、アジアの国の中でも「日本で働く報酬的なメリット」がずいぶん減少していることも見て取れるだろう。
ちなみに私の家のすぐ隣のコンビニは、経営者が中国人で、スタッフはネパール人の方々が多いのだが、顔なじみになって子どもにも毎回愛想よく話してくれるものだから、私もヒマラヤ旅行したときの話やらで、冒頭で紹介したような与太話をするようになった。
そこでしばしば話が長引いて、後ろの人に若干申し訳ないことも一度や二度ではないのだ。
日本のレジには「多様な社会問題」が凝縮している
このように「何でもマニュアル通り」にせよ「DXの遅れ」にせよ「不要サービスの過剰供給」にせよ「所得水準の相対的低下」にせよ、極端な言い方をすれば、日本のレジには「社会問題のほぼすべて」が凝縮して表出していることがわかるだろう。
しかし読者の視点で見れば、この「レジでバレる!」の記事を書くために、日韓両国のコンビニやスーパーでずっと立ちながら、レジと「二流の支払いシーン」をひたすら観察している私自身が、恥ずかしい「マイナス無限大の二流」に転落していると考えて差し支えないのだろうか?
その答えは、「そっか、日本と韓国って、そういう国だったのか。」と検索して「この著者は嫌いだが、
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