「レジ」でバレる!「日本」のあまりに残念な6欠点 レジは「日本の縮図」だ!世界と比べると…?

✎ 1〜 ✎ 19 ✎ 20 ✎ 21 ✎ 最新
拡大
縮小

ただでさえ時間がかかりがちな日本のレジで、さらなる悪手になったのが「レジ袋有料化問題」だ。

【4】手ぶらで野菜や肉を山盛り買っているのに、「袋は要りますか?」とマニュアル的に聞いてくる

別にレジ袋に数円払うのは、悔しくはない。ただ、山盛りの商品をかご2つに入れてレジに運んできた手ぶらの私に対し、「袋は要りますか?」とは「愚問中の愚問」ではなかろうか。

私がカンガルーかフクロモモンガの実写版でもない限り、袋なしに大量の肉やら野菜やらヨーグルトやらチーズやら、魚やらガリガリ君やらを、レジから家に無事運べるわけがないのである。

仮に袋なしで歩いたとしたら、一歩歩くごとにポロポロ腕から商品がこぼれ、家に着くころにはガリガリ君の箱くらいしか手に残ってないのではなかろうか。

日本のレジには「心休まる暇」がない

なかには、安いレジ袋がなかったり、立派な紙袋を30円で販売したりする「ささやかな商機をうかがっているかのようなお店」も存在する。このような事情が積み重なり、多くの日本人は、レジで心が休まる暇がまったくないのである。

また、お年を召して指が乾燥しているからか、指を舐めてから紙幣を触る人(たいてい無神経な高齢者の男性)がいるが、そんな唾だらけの「二流の紙幣」を、20年前から大切に使っている私の財布に入れるわけには決していかないのである。

なお、この「レジ袋有料化問題」に関しては、しばしば小泉進次郎環境相(当時)を恨みながらレジ袋を買いがちである。しかしこれを決断したのは小泉氏が就任する前のときなので、小泉氏は実は八つ当たりされているという面もあることを付け加えておきたい。

おまけに韓国のコンビニでもレジでは100ウォンで袋を買うように変わってきているので、この点では日韓仲良く「不便な二流のレジ」という暗闇に転落していると考えていただいて、差し支えないだろう。

次ページ「丁寧すぎる袋詰め」に違和感あり
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT