仕事ができる人ほど「メール返信が早い」は本当か しかも何度もやり取りしないよう工夫している

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

超一流のメール術には、もう1つ特徴があります。「報告はこれが終わってからでいいよ」と、次のメールを送るタイミングを先に伝えておくことです。

メールのやり取りが増える原因の1つが、途中経過を知らせる「報告メール」です。細かいプロセスまで確認する必要はなく、段階ごとの進捗状況を把握しておきたいだけならば、明確な区切りをあらかじめ伝えておくことで、お互いに不要なメールを書かなくて済みます。

やり取りを必要最低限に減らす工夫をすれば、メールに時間を取られることから解放されるのです。

超一流の出社時間は早くない

ビジネスの世界では、「仕事ができる人は出社が早い」といわれています。確かに、その通りかもしれませんが、飛び抜けた成果を上げている超一流の出社時間は、ごく平均的です。彼らは出社前に取引先との商談を済ませたり、自宅で一仕事を終えてから出社しているからです。

超一流は朝5時くらいには起床して、朝の1~2時間をフル活用しています。この時間帯であれば、アポが取りにくい取引先でも意外に時間が作りやすくなりますから、始業時間前に相手の会社を訪問したり、ホテルのレストランなどで朝食ミーテイングをすることができます。

何も予定がなければ、その時間を自宅で仕事の下調べや情報収集に使います。すべての準備を整えておけば、日中の仕事が効率的に進んで、パフォーマンスがアップします。何よりも余裕を持って1日のスタートを切ることができるのです。

一方、仕事があまりできない人は、出社時間のギリギリまで寝ていることが多く、定時に出社してから、バタバタと仕事を始めます。

圧倒的な結果を出している超一流は、出社時間に左右されることなく、自分のスタイルで仕事をしているのです。

超一流は早朝から頭をフル回転させていますから、ダラダラと夜遅くまで仕事をすることはありません。サッと仕事を切り上げて、なるべく早めに帰宅する人が大半です。仕事で疲れていたり、会食などでお酒を飲むこともあるので、夜10時頃には就寝する人がほとんどです。

外国人の場合は、特別な理由がない限り、夜6時には自宅に帰って、奥さんとの会話を楽しんだり、子供と遊ぶなどの家族サービスに努めています。日本人のように遅くまで外で酒を飲んだりしていると、奥さんの機嫌を損ねて、離婚に発展することもあるからです。

朝は早く起きて仕事の準備を始め、夜は早めに帰宅して家族サービスや自分の時間に費やす――。このライフスタイルには、ビジネスマンが自分の人生を楽しむためのコツが示されています。

次ページ「結果」を追い求めるから忙しい
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事