「シルク・ドゥ・ソレイユ」を経て起業した彼女の今 五十川舞香さんが説く、Web3だから実現できる事

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——パフォーマー生活はいかがでしたか。

非常に充実していました。人気演目である『TOTEM』のメンバーとして世界中を飛び回りましたね。

初めに訪れたのは東京。そこから大阪、福岡、名古屋、仙台……と日本各地を回り、ロシアやヨーロッパにも行きました。長い時間をともに過ごしたメンバーは、もはや家族のような存在です。

五十川舞香さん
(写真:エンジニアtype編集部)

——非常に実りある時間だったのですね。パフォーマーを辞したのは、どのような心境の変化があったためでしょうか?

パフォーマーを2年で退いた理由は二つあります。一つは、単純に休学期間の終わりが近づいていたため。そしてもう一つは、パフォーマーとして一生を終えるビジョンが見えなかったためです。

シルクの仕事は華やかではありますが、サーカスである以上、身体的な危険は常につきまといます。緊張感のある毎日を過ごしながら、「これをあと10年、20年と続けられるだろうか」という不安がだんだんと大きくなっていきました。

それに、私は好奇心が旺盛なタイプで、大学に戻ってやりたいことがまだまだあったんです。

——前向きな選択だったと。大学に戻った後はどのようなことに取り組まれましたか。

日頃の学業に励むのはもちろん、スタートアップ2社でのインターンを経験しました。1社目はフィンテック領域、2社目はサイバーセキュリティー領域の会社です。

大学卒業後、Microsoftに入社

ここで得た知見をもとに、卒業後はMicrosoftに入社しました。あえて大手を選んだのは、単純に大手での働き方を知りたかったのと、コロナ禍で雇用が不安定になっていたためです。事実、Microsoftは非常に安定した会社で給与も高いので、働きやすい会社でした。

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