「シルク・ドゥ・ソレイユ」を経て起業した彼女の今 五十川舞香さんが説く、Web3だから実現できる事

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人生において、無駄な経験なんてないはず。一見して関係がないように見えるシルクでの経験だって、実は「ピンチからのリカバリー精神」という形で、しっかりとWebacyに生きているんですよ。

人生で初めて「すべてを賭けられる」と感じた

——今後のビジョンや、Web3に期待することはありますか。

まずは何よりも事業面で成功したいです。Webacyは、好奇心が無限大な私が人生で初めて「すべてを賭けられる」と感じたプロダクト。

Webacyの開発と運営を通して世界にインパクトを与え、Web3の可能性を少しでも広げたいです。

パーソナルなところで言えば、尊敬する起業家やエンジニアたちのようになりたいとも考えています。

特に女性起業家や女性エンジニアの活躍には注目していますね。いつかは先達のように後進を支援し、導けるような存在になるのが夢です。

あらゆる新技術がそうであるように、Web3もまた、混乱や危険性をはらんだ存在であることは否定できません。

ただ、それを加味してなおWeb3には大きな可能性を感じますし、世界的にもこの流れは続くと思います。

例えばブラジルでは、仮想通貨を法的に認められた金融資産として扱うための法案が提出されるなど、積極的に評価する動きがみられます。

このまま世界全体に浸透していけば、かつてのクレジットカードがそうであったように、私たちの金融生活をガラリと変えるかもしれません。近い未来、Webacyがその一翼を担えればうれしいですね。

五十川舞香さん
(写真:エンジニアtype編集部)
Webacy CEO 五十川舞香さん@maikaisogawa) 
5歳のときに父親の仕事で米国に移り住む。スタンフォード大学を休学し、2014~17年の約2年間シルク・ドゥ・ソレイユのパフォーマーとして活動。再びスタンフォード大へ戻り、学問とスタートアップ2社でのインターンを両立させる。卒業後はマイクロソフトへ入社。政府のサイバーセキュリティーのエンジニアとして社会人生活をスタートさせるも約1年で退社し、21年8月にWebacy(@mywebacy)を共同創業 

(文/夏野かおる、編集/玉城智子、写真/Jason Wang)

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『エンジニアtype』編集部

キャリアデザインセンターが運営するwebマガジン。「どう創る? これから先のシゴト人生」をテーマに、エンジニアの今後の仕事選択・働き方・スキルアップなどに役立つ情報を配信している。

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