話し方が劇的改善!超効果的なトレーニング方法 自分の現状を把握することが第一歩に繋がる
「相手の話がまだるっこしくて、最後までじっと聞いていられない」「相手の発言にどうしても訂正しなければならないことがあった」など、あなたなりに理由はあるかもしれませんが、おそらくあなた自身が、話を遮られたり、先回りされたり、ネガティブなことを言われたりしたら不快に感じるように、相手にとっても、それらは不快でしかありません。
「言わない勇気」を持つようにしましょう。
「相手の話をきちんと聞いていない」「きちんと理解できていない」というのは、録音を聞いただけでは気づきにくいかもしれません。
あなたの中に「相手はこういうことを話していたはずだ」という思い込みや先入観がある状態で、いくら録音したものを聞き直しても、やはり相手の話を同じようにしか理解できないからです。
ただ、録音したものを聞いてみて、「あれ? もしかして、自分は相手の話の内容を勘違いしていた?」「あれ? もしかして、自分はとんちんかんな答えを返していた?」と気づいたなら、その気持ちを大事にしましょう。
それまでは、「自分は相手の話をちゃんと聞いている」「自分は相手の話をきちんと理解している」と信じて疑わなかった人が、「もしかしたらまた、相手の話を勘違いしているかもしれない」と、自分自身に疑問を抱くようになると、それだけで、話の聞き方、人への接し方が少しずつ変わってくるはずです。
何事も、まずは気づくことが大事なのです。
身近な人にダメ出しをしてもらおう
これまでは、会話を録音することによって、話し方を改善する方法をお伝えしてきました。
しかし、セルフチェックを行い、自分で問題点に気づくためには、ある程度自分を客観的に顧みる能力が必要になります。
みなさんの中には、「自分の会話の仕方、人との接し方に課題があるのは何となく感じているけど、会話の録音を聞き直しても、具体的に何が問題なのかよくわからない」という人もいるかもしれません。
そのような場合は、ぜひ家族や友人など気の置けない間柄の人、歯に衣を着せずに何でも言ってくれる人に、自分の会話の仕方、コミュニケーションの取り方について率直な感想を言ってもらいましょう。
複数の人から同じような答えが返ってくれば、「あなたの会話の仕方やコミュニケーションの取り方が、人にどのような印象を与えがちか」が明確になるでしょう。