今問い直す、日本の「同性婚」と「結婚制度」 欧米“先進国”はどう実現したのか?
結婚とパクスは、ここが異なる!
このように、同性カップルが公的に認められる方法には大きく分けて2つの種類があることがわかりましたが、具体的に、両者はどのように違うのでしょう?
たとえばフランスにおいて、同性カップルは“結婚”も選べるし、「パクス」を選ぶこともできますが、それぞれの方法にはどのようなメリットがあるのでしょうか?
両者の大まかな違いと共通点を見てみましょう。
まず共通点ですが、どちらにも税制上の優遇があります。「パクス」も“結婚”と同様に、カップル共同で所得を申告&課税されるのです。
またカップルのどちらかが亡くなった場合、住居の賃貸契約が他方に引き継がれるのも“結婚”と同様です。
両者が異なるのは、たとえば相続に関する事柄です。「パクス」の場合、カップルの一方が亡くなっても、他方が相続人になることはできません(別途書面があれば可能)。さらに「パクス」は貞操の義務がない点や、関係を解消する際(離婚)の手続きが簡単な点も“結婚”と異なります。






 
         
         
         
        
       
           
           
          
         
          
         
         
         
         
        












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