実は危ない?あの「酸素」の知られざる怖い性質 学校では教えてくれない「ヤバい物質・現象の話」3選
●音速を超えると?
ジェット機がどんどんスピードを上げて音と同じスピードになると、音の波はもうジェット機の前に飛び出せず、ジェット機といっしょに進んでいくことになります。
そのため、ジェット機の正面では空気の圧力が一気に高くなりますが、その少し後ろでは逆に圧力が一気に低くなるため、圧力の大きな差によって、とても大きな圧力波が生まれます。これが衝撃波の正体なのです。
私たちが聞くあの「音」も衝撃波だった
●衝撃波は爆風を生む
ジェット機が音の速さ以上のスピードで飛ぶと、ジェット機の正面の空気の圧力が高まり、空気は音の速さを超えるスピードで押し出されます。これはものすごい風になり、これを爆風と呼びます。
爆弾の爆発やガス爆発などで家が吹き飛ばされたり、ガラスが割れたりしますが、このような爆風が起きるのも、衝撃波によるものなのです。核爆発ともなればすさまじい衝撃波が発生します。
●意外に身近な衝撃波
衝撃波はとても大きな圧力の波ですが、すぐに弱まってしまい、ソニックブームと呼ばれる大きな音に変わります。例えば打ち上げ花火では、花火が爆発することで、衝撃波が発生します。その衝撃波が弱まってソニックブームになったものが、私たちが聞いている花火の音なのです。また、雷の音もソニックブームの一種です。
衝撃波は私たちの身近なところでも生まれているのです。
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