アカデミー賞獲った女性が語る「日本映画の盲点」 日本の若い人たちはもっと貪欲に生きるべきだ
――吉崎さんが若い頃、日本人女性が子育てをしながら海外に出て仕事をするのは大変だったのではないでしょうか。
吉崎:21世紀の今となっては、子どものいる女性プロデューサーもたくさんいますが、私が仕事を始めた半世紀以上前は、男性中心の社会でした。特に、映画プロデューサーは男性ばかりのボーイズクラブ。私たち女性は、生まれたときからアウトサイダーみたいなものでした。
その中で私が映画プロデューサーになるために心掛けたことは2つです。1つは、神様に毎日祈ること。祈ることで願望が確固とした意志になります。そして、「どういうふうにすればいいのか」という考えが生まれてくる。期待されていなければ何でもできます。大切なのはギブアップしないことです。



















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