ここ20年間で創業した「株式長者」社長ランキング トップ5はIT企業が独占、1位はメルカリ山田社長

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1214億円で4位にランクインしたのは、SHIFTの丹下大社長だ。2005年9月に設立、2014年11月に上場した同社は、ソフトウェアの不具合を発見して取り除く品質保証を軸にしている。2022年4月には東証プライム市場へ移行した。エンジニアの積極採用を掲げて業容を拡大中で、M&Aでさらなる成長も狙う。

5位はラクスの中村崇則社長。保有額は1038億円だ。2000年11月に設立、15年12月に上場した。ⅮXを追い風にメール共有・管理の「メールディーラー」や企業経理部門向けの交通費精算システム「楽楽精算」などのクラウドサービスが好調。中村社長はIRメルマガを出すなど、IR活動に積極的。増配意欲も高い。

会社設立については、以前から創業しているが、持ち株会社の設立や合併などで、新たな形態をとる形も含まれる。6位のウエストホールディングス、8位のポーラ・オルビスホールディングスや13位のクリエイトSDホールディングスも同様だ。

女性経営者にも注目

トップ100に入った3人の女性経営者にも注目だ。39位ビザスクの端羽英子社長、65位ウォンテッドリーの仲暁子社長には共通点がある。時期は重ならないが、ともに経済学部卒、新卒でゴールドマン・サックス証券に入社、勤務を経験している。

39位のビザスク端羽英子社長は、2012年3月に会社創業、2020年3月に上場した。ビジネスで、専門家や顧客の生の声を聴けるインタビュー「スポットコンサル」を1時間から提供するマッチングサービスを創出した。コンサル大手のボストン・コンサルティングが主要顧客。

65位のウォンテッドリー仲暁子社長は、2010年に会社を設立、2017年に上場し営業黒字が続いている。20代、30代向け採用のマッチングサービスを行うビジネスSNSを運営。会社訪問アプリ、人のつながり管理アプリを提供している。

なお、次回は、2000年以降の会社設立という条件を外し、すべての現役役員トップを対象に、株式の保有額をランキングする。

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