「喜多方ラーメン坂内」23区内出店を再開した勝算 バングラデシュ出身の亀有店店長の意気込み
札幌ラーメン、博多ラーメンと並んで日本三大ラーメンに数えられる、喜多方ラーメン。そのチェーンとして全国展開するのが「喜多方ラーメン坂内」だ。
首都圏を中心に展開する同チェーンだが、コロナ禍ではリモートワークなどの影響で23区内の店の客足が減少。郊外店への出店を進めてきていた。そしてこのたび、2年ぶりに23区内への出店を復活させ、6月20日に亀有店をオープンした。
亀有と言えば東京の下町だが、「昼飲み」の聖地でもある。同店が出店した立地はもと「餃子の王将」だったとのことで、30年以上地元民に愛されていたものの、店主の引退により閉店したようだ。
【2022年9月5日15時35分追記】初出時、店舗の名称に誤りがあったため、修正しました。
また亀有駅付近を見ると、ラーメンの有名店やチェーンが多いことに気づく。
都心店舗から郊外型へとシフト
こうした立地での展開を再スタートさせた喜多方ラーメン坂内。今後どのようなチェーンを目指すのだろうか。
出店の狙いについて、同チェーンを運営する麺食・直営営業部部長の上り濵龍次氏に聞いた。
「コロナでは都心店舗を9店舗ほど閉店し、郊外型へとシフトしました。23区内のお店を閉めたことによる雇用の確保という理由もありました。ただ、23区内のお店も従来同様維持してほしいというお客様からの要望があったことや、これからコロナは終息するとの予測のもと、先行して23区内への出店を始めました」(麺食 直営営業部部長 上り濵氏)
上り濵氏によると、コロナ前は毎年新店をオープンし、業績も右肩上がりと好調だった。郊外への出店も客からの要望が高いことや家賃面のメリットから、経営計画に含まれていたとのことだ。
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