女性を次々と暴行した「ゲスの極みCEO」の末路 SNSでは道徳的発言で多くのフォロワーを獲得
マージスによると、翌朝、プライスは電話をしなければならないと言って、マージスに部屋を出るよう迫った。ビキニに軽い羽織しか身に付けていなかったマージスは部屋から出たくないと抵抗したが、プライスは譲らなかった。何時間にもわたって部屋から締め出されたマージスは、その間、友人にメッセージを送って時間をつぶした。
マージスの記憶では、プライスはその後、プールサイドにいるマージスを見つけて、キスをしようと身をかがめてきた。マージスが拒絶すると、プライスはぶち切れて、お前は聞き下手だ、俺に対する理解がない、と声を荒らげたという。
眠りに落ちかけている時に
次に起こった出来事は、マージスとの複数回に渡るインタビュー、警察の調書、友人と事件当時にやりとりしていたメッセージ、そしてマージスが事件直後に話をした3人の人物への取材によって詳細が明らかとなっている。
マージスは423号室に戻り、大麻入り食品を摂取した。2017年にラス・ベガスの音楽祭で無差別銃撃事件の現場に居合わせて以来、不眠症に悩まされるようになっており、対策として普段から大麻入り食品に頼っていたのだ。そこにプライスが戻ってきて、性行為を始めようとした。
「やめて。大麻入り食品を食べたばかりで、これから眠るところなの」。このときマージスはこう言ったと、警察に語っている。「明日の朝、話をしましょう」。
眠りに落ちかける中、マージスはプライスが性器を挿入してくるのを感じたと警察に証言している。マージスは、プライスを止めようとしたら殺されるのではないかと思って、寝たふりをした。
プライスが事を終えると、マージスは数分待ってからバスルームに行き、それからプライスを問い詰めた。
「今、私をレイプしたでしょ」。マージスはこう言ったと、警察に報告している。プライスは完全否定したという。
大麻の効果が薄れてきたところで、マージスは自宅に逃げ帰った。