新卒の皆さん!周りの意見は無視しましょう

「ベンチャーより大企業」は根拠なし

さて、また結論を先に述べますが、記載されている内容を拝見するに、私であれば迷わずベンチャーのほうに行きます。

それはなぜなのかを説明する前に、まず都市伝説「大手からベンチャーには行けるけど、その反対はムリ」の真否について考えてみましょう。

まず前段の「大手からベンチャーに行ける」ですが、これは大いなる勘違いです。多くの人にとって、これは「行けない」が事実です。大企業でやってきた方のほとんどがベンチャー企業では通用しません。

私自身の経験でも、ベンチャー的な仕事のやり方についていけず、入社から数日で退職いただいたケースはあります。たとえば仕事へのスタンスが受け身だったりして、自分で考え・行動することができない、仕事のスピード感や自分個人で仕事を完結させるという実行力に難がある、そしてコスト意識が薄い―などがよくあるケースです。

もちろん、転職して成功している事例もあります。ただし、多くのケースではベンチャーの規模が大きくなり、組織として完成されつつある時期、たとえば上場後のタイミングなどで入社する例が多いように思います。

よっしーさんは大企業を経験してみたい理由のひとつに、「組織を経験してみたい」とありますが、ベンチャーに入って頑張って会社を大きくすることでも、それは可能です。

濃い経験ができる場所を選ぼう

ご自身で挑戦して、ベンチャーを大きくして組織体制を固めるという経験は、誰もができる経験ではありません。小さな会社を大きくするということに挑戦して、より「濃く」組織を経験するというのは、魅力的な仕事といえます。

規模やポジションにもよりますが、大企業に入ったからといって組織の全体像が見えることはありません。「上が何を考えているかわからない。うちの会社はどこに向かっているんだぁ~」というのが、典型的な赤提灯ネタであることから想像がつくとおり、組織の全体像は見えにくいのです。自分の会社の戦略を朝刊で初めて知った、なんて人も多いのです。

次ページ重要なのは、濃い経験を積んだかどうか
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • 若者のための経済学
  • インフレが日本を救う
  • 仲人はミタ-婚活現場からのリアルボイス-
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
世界の投資マネーが殺到<br>沸騰! 医療テックベンチャー

2020年に世界の医療関連ベンチャーの調達額は465億ドルと過去最高を記録。10年間で5倍に膨張し、米グーグルやアマゾン、アップル、さらには中国の巨大IT企業もこぞって進出中です。国内の有望スタートアップ21社も掲載した必読の最新ガイド。

東洋経済education×ICT