女性殺到!100均「壁デコ」グッズの完成度 なぜインテリア好きはセリアに向かうのか?

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エッフェル塔の柄は、発売当初から大人気

たとえば、エッフェル塔の柄は、数々のエッフェル塔モチーフの商品を手掛けてきた同社だけあり、完成度が高いように思う。しかも、ガーランドや猫、スタンプ柄、筆記体ロゴもセットになっていてお得感があるし、単体使いでもセット使いでも、女性に人気のフレンチインテリアの雰囲気が即席で出せるので、ヒット柄であるのは納得できる。

撮影が下手で恐縮だが、筆者もキッチンの作業台スペースに貼ってみたのでご参考までに(ちなみに、撮影で使った手持ちの雑貨は、連載テーマに合わせて計999円以下。茶色の小瓶がセリア、トレーがダイソー、息子のお弁当バッグが3COINSと、ウォールステッカーを合わせて計700円也!)。

また、個人的におススメなのは、影絵ような柄をセットにした「ネイチャー」だ。

シルエット柄の「ネイチャー」もおすすめ

逆立ちや万歳をした人をはじめ、登山をしているような人など、ユーモアのあるデザインも含まれているので、いろいろな貼り方が楽しめるだろう。かといって、モノトーンなので子どもっぽくならないし、スイッチカバーやインターホン画面、テレビ、ファクシミリなど無機質なアイテムのある空間とも相性がよいと思う。

セリア流、「カワイイ」の作り方

ウォールステッカーにかぎらず、以前から「100均の中でもカワイイ商品がたくさんある!」と多くの女性から支持を集めてきた同社。女性の心をワシづかみにする「カワイイ」の秘密は、その商品開発システムにあるようだ。

同社では、POSシステムのデータが開発や販促の要となっているが、バイヤーとメーカーは、その販売数などのデータを共有している。そこから消費者が求めるテイストを共に探り、企画段階から打ち合わせを重ねて商品化に取り組むという。

しかも、同社の商品は、約180社の協業メーカーとの開発商品が9割を占める。すべてが専売商品というわけではないが、店舗に並んでいる商品のほとんどがオリジナルということ。つまり、それだけ消費者のニーズを細かくくんできたのである。こうした経験的な蓄積が、セリアファンが求める「カワイイ」への理解にもつながっているのだろう。

また、同社は、2007年に色やデザインなどのガイドラインを作り、ブランディングに取り組み始めた。いろいろなテイストの商品が入り混じる陳列が100均の魅力のひとつとされていた当時、あえて統一感を図る方向へと舵を切ったのだ。メーカーにも、こうした方針の下、店に陳列したときに浮かない商品やパッケージを作ってもらうよう理解を求めた。長年付き合いのあるメーカーと明確な方向性を共有したことが奏功し、「ここから商品デザインのレベルが上がった」と、松田氏は振り返る。

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