「発言しない人」「話し続ける人」差を埋めるスゴ技 数人だけが発言している状況をどう変える?

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この3つ目の書いて発表するメリットこそが、経験上最もメリットとして大きいものになる。たかだか書いて発表するというお点前、お作法を取り入れるだけで、組織の有り様すら変えていく力がある。

先にも述べたとおり、放っておくと参加者の2割とか3割の人が発言していて、残りの7割から8割の人たちは、下手をすればボスから見ると、主体性がない、意見を持たない、積極性がない、当事者意識がない、などの群に見えていることが多い。

ところがだ。この書いて発表するという手順で会議を行うと、書かれる中身はともかく、全員が発言する場に会議が変わる。一体全体このことは何を物語っているのかあなたにはお分かりだろうか? これは革命だ。なぜなら、これは殺されかけた真実を僕たちに教えてくれているからだ。

全員が貢献できる場を提供できていない

感覚過敏の僕が感じる世界
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殺されかけた真実とは何か? それは、元々、7人や8人の意欲や姿勢の問題ではなかったということだ。彼らの問題では決してなくて、むしろ会社が会議を全員が貢献できる場として提供できていなかったということだ。

そして、これは何も会議に限った話ではないってこと。例えば、誰かに対して気概をまったく感じない。あるいは、誰かの能力が低いという判断を周りがしていたときに、立ち止まって考えてみたい。そのように判断しておけば、それは楽だけれど、「ちょっと待った!!」をかけたい。

やる気を感じないのも、能力が低く見える状態も、実は、会社が気概を発揮する場を、能力が発揮される場を与えていないとしたら? ある手順が抜け落ちているせいで、そうなっているとしたら? 

そこに立って経営幹部やマネジャー、リーダーが職場という場がどのように機能しているのか、をしっかり観察したときに、会議に限らず、人がもっと活かされるのは間違いない。僕はこれを断言できる。

大野 栄一 すごい会議®️公式コーチ

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おおの えいいち / Eiichi Ohno

すごい会議®️公式コーチ。株式会社一番大切なこと(R)代表取締役。1967年東京生まれ。1990年専修大学商学部卒業。アストリアに入社。販売従事。1991年日本学舎(現ニチガク)に転職、2002年中堅物流会社株式会社ロンコ・ジャパンにてコンサルティングに転身。2005年、事業計画策定・資金調達コンサルティング会社株式会社パブリックトラストに役員としてコンサルに従事。史上最小売上でIPOを果たす。2009年3月、主たる経営資源の人材・モノ・お金・戦略の経験を経て、成長戦略参謀室株式会社設立。すごい会議コーチとして専心して13年目。

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