草なぎ剛さん「嫌いなことにはこう対処してきた」 最新映画『サバカン SABAKAN』インタビュー
とにかく元気でやんちゃだった子ども時代
──最新の出演映画『サバカン SABAKAN』についても伺います。久田孝明(演:番家一路さん)は小学校6年生の同級生、竹本健次(演:原田琥之佑さん)に、ひょんなことからイルカを見るために“ブーメラン島”への1日旅行に誘われます。
舞台は1986年(昭和61年)の長崎県。草なぎさんが芸能界入りする1987年、中学校1年生の前年です。芸能界入りする前の草なぎさんは、どんな少年でしたか。
彼ら2人と同じく、とにかく元気でやんちゃな子どもでした。埼玉県春日部市というやや田舎に住んでいて自然に恵まれていたので、毎日泥だらけになって遊んで。畑や田んぼを自転車で走り回って転び、ひざをすりむくことも日常茶飯事でしたね。
当時はジャッキー・チェンが大人気だったので、アクションのまねをしたくて、危険な遊びもしていました。ゴミ集積場まで行って、高い場所からジャンプして飛び降りていたんです。ほかにも、金網の上で綱渡りをするとか。転倒して失神したこともあったので、いま思い出すと、よく死ななかったなと思います(笑)。
生き物との触れ合いも、今も鮮明に覚えています。カブトムシやカマキリ採集に夢中になるとか、カエルが気持ち悪いものを食べている姿を目撃するとか、ザリガニを捕まえて飼っていたら、脱皮して気味悪い姿になってしまったとか。
ハチに刺された経験も何度もしていて、スズメバチではなかったから命に直結するわけではありませんでしたが、生命が目の前で息づいている感じはつねに刺激的で。
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