トヨタ「新型クラウン」買うならどのグレード? グレードで明確な差、オプション設定にも注意

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ディスプレイオーディオ
ディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)Plus(写真:トヨタ自動車)

そのため、いくら価格が安いとはいえオススメしにくいグレードとなっているのだが、メーカーオプションの「ディスプレイオーディオ」(37万5000円)を選択すると、「CROSSOVER G」の「ドライバーサポートパッケージ1」(17万9000円)と「ITS Connect」(2万7500円)に相当する装備が装着されるのだ。

それでいてオプションを含めた車両本体価格は472万5000円と、素の「CROSSOVER G」の475万円を下まわる価格で充実した装備が手に入ることになる。

残念ながら「CROSSOVER X」は前述した備わらない装備のほか、シート表皮も普通のファブリック+合成皮革となり、ボディカラーも「プレシャスホワイトパール」「プレシャスシルバー」「ブラック」の3種類のみの設定となってしまうのだが、そこが問題とならないのであれば、非常に魅力的な選択肢とも言える。

意外に多い制約、グレードによって2023年1月以降生産

新型クラウン(セダン)
新型クラウン(セダン)の外観(写真:トヨタ自動車)

このように新型クラウンクロスオーバーは、意外とグレードとオプションの制約が多く、なおかつ現段階では「CROSSOVER RS “advanced”」と「CROSSOVER G “advanced・Leather Package」以外のグレードは2023年1月以降の生産になることがアナウンスされている。

これは長引く半導体不足やコロナ禍における物流の停滞などの影響があることは間違いないが、メーカーオプションの選択肢を狭めているのも同様の理由の可能性もありそうだ。そのため、どうしても希望にハマる仕様がない場合は、今後登場する3つの車型も含め、長いスパンで様子を見るというのも選択肢のひとつになるかもしれない。

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小鮒 康一 フリー(ライ)ター

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こぶな こういち / Kouichi Kobuna

1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とするが、実は現行車へのチェックも欠かさない。また、中古車販売店に勤務していた経験も活かし、中古車系の媒体でも活動中。できればどこへでもクルマで行きたいタイプで、電車移動は苦手な部類。通称「フナタン」。

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