コストコ、「年会費4000円」は超破格だった 本場の米国では年会費55~110ドル
食品については、慎重に選ぶようにしないとダメだ。というのも、コストコの牛肉は1.5kg程度とダイナミックな単位で売られているが、必ずしも「とても安い」というわけではないからだ。
また野菜などの生鮮品も、普段の生活では使い切れないほどの量になってしまううえ、毎週、近所でファーマーズマーケットが行われるため新鮮な野菜が手に入る。近隣のスーパーでも比較的いい野菜を揃えているので、なにもコストコで買う必要はない。ただタマネギだけは、近所のスーパーだと高いので、コストコのお世話になっている。
注目すべきは、コストコにもオーガニックの波が訪れていることだ。肉類や野菜、パッケージされた食品などを緑の値札で表示しているのが、オーガニックの印だ。牛肉でオーガニックというものはまだ見つけていないが、鶏肉はスーパーで売られているのと同じパッケージのものが安く売られている。
最近見つけた掘り出し物は、Nutivaのエキストラバージンココナッツオイルだ。Whole Foods Marketでは1瓶400gほどで12ドルのところ、その5倍程度入って20ドルだった。いつもあるとはかぎらないが、思わぬいい買い物ができることもある。
しかし、なるべく目的外のものは買わないように気をつけないと、お会計の金額が膨らむだけでなく、家の中がモノであふれて大変なことになってしまう。
地元レストランの食材調達先に
イケアにしても、コストコにしても、地元のレストランにとって調達先になっているのも一般的だ。つまり業務用途にも使われている。
たとえば、近所に新規開店したアジアンフードのレストランでは、イケアで売られているカトラリースタンドが各テーブルに配置されていた。またコストコでも、レストランの店員と思しきお客さんが、コーラの缶を何ケースもカートに載せている風景をよく見かける。
すべてイケア、コストコでの調達だと店の個性を演出したり、看板メニューの開発は難しいかもしれないが、コストを削減すべき部分をこれらの店舗でまかなう、というのは利にかなっている。
一般の人にとっては、コストコは毎日買い物に行く、という場所ではない。筆者は週に1度、あるいは月に1度程度、必要なものを買い足しに行く、という使い方をしている。移動は当然、クルマだ。休みの日になると駐車場に入るのも大変な状態になるため、なるべく平日の空き時間を見つけて行くようにしている。
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