コストコ、「年会費4000円」は超破格だった 本場の米国では年会費55~110ドル

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コストコは、日本にも進出している倉庫型の会員制ホールセールだ。店舗のデザインは日本と米国で大差なく、ガランとした倉庫に巨大な棚が並べられており、さまざまな商品が巨大な業務用サイズで売られている。

日本では法人向けのビジネスメンバーシップが3500円、個人会員向けのゴールドスターメンバーシップでは4000円の年会費(それぞれ税抜き)を支払うことにより、安い価格で買い物をすることができる仕組みだ。

米コストコの年会費は日本よりも割高

米国でも同様のメンバーシップ構成になっているが、双方とも年会費は55ドルと、日本よりも割高だ。また、年間750ドルまで、購入金額の2%をキャッシュバックしてくれるエグゼクティブメンバーシップも、年額110ドルで用意されている。

買い物で250ドル使えば、通常メンバーシップとの差額の55ドルがキャッシュバックされるため、懐を傷めずに110ドルのエグゼクティブメンバーシップを選べる。そのほかのキャッシュバックもあるため、筆者はエグゼクティブメンバーシップを選んでいる。

カードは2枚発行され、それぞれに顔写真を入れる仕組みも日本と同じだ。入り口のカードチェックは日本よりも緩やかで、大抵の場合、カードを財布から取り出そうとしながら、そのまま顔パスで通ってしまっている。

店内には液晶テレビからゲーム機までさまざまな電化製品が充実(写真:Landov/アフロ )

店に入ると、まず出迎えてくれるのは液晶テレビの大群だ。50インチフルHDのテレビが500ドル以下、4Kなら800ドルという価格がつけられている。また、パソコンやデジタルカメラ、ゲーム機本体やソフト、タブレットやスマートフォンなどが充実している。

米国のコストコの電化製品は非常に充実している。身近な店舗を見回しても、コストコ以上に豊富な展示品がある家電量販店はない。家電専門店であるベストバイも、筆者の近所にある店舗の陳列はスカスカだし、ターゲットなどの大規模小売店の品揃えも貧弱だ。いくつかの商品を見て比較したい場合、コストコが最も適した場所になってしまう。しかも安い。

また、米国のコストコでおすすめなのは、パソコンに保存した写真などのバックアップに利用するハードディスク。Apple Storeやベストバイなどで買うよりも、コストコで買ったほうが半額以下で手に入れることができるのだ。たとえば、データを高速転送できるUSB 3.0に対応した2テラバイトの大容量ポータブルHDDが100ドル以下で手に入る。

さて、店の奥へと進んでいくと、衣料品が並んでいる。カークランドというコストコのプライベートブランドの商品も多いが、店舗や時期によっては、ディーゼルのジーンズやカルバンクラインのシャツなどが並べられていることもある。またランニングシューズなどもいくつかのメーカーから選ぶことができる。

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