日本は4軒「世界のベストレストラン50」が注目の訳 これまでのレストラン評価と異なる点とは?

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世界中のレストランの中からたった50軒を選ぶ「ベスト50(ベストフィフティ)」とは、どういった賞なのでしょうか(写真:ⒸThe World)

「世界のベストレストラン50」――。星の数ほどもある世界中のレストランの中から、たった50軒を選ぶイベントがある。2022年版では日本から4軒が選ばれた。いったいどんな賞なのか、ミシュランとの違いは何か?

対象は世界中のレストラン

7月18日、その2022年版ランキングがイギリス・ロンドンで発表された。トップに選ばれたのは、デンマーク・コペンハーゲンの「ゼラニウム」。日本のレストランの受賞は4軒。この軒数はこれまでの20年で最も多く、日本としては快挙といっていい。

スタジアムの一角にあるデンマーク・コペンハーゲンの「ゼラニウム」。写真は2011年撮影(筆者撮影)

「ベスト50(ベストフィフティ)」と呼ばれるこの賞は、各国の飲食店関係者や批評家などおよそ1000名が投票権を持ち、過去18カ月内に訪れた自国とそれ以外の店に合わせて10軒ずつ投票することで順位が決まる。対象は、世界中の飲食店だ。

今回ランクインした日本の4軒のレストランをご紹介したい。

傳(東京)20位
料理長の長谷川在佑(はせがわ・ざいゆう)さんは1978年生まれ。母が営む飲食店や都内の料亭で腕を磨き、29歳で神保町に「傳」を開業、2016年に現在地の神宮前へ移転。日本の家庭料理に範を取りながら、紙箱に入った鶏のから揚げ「傳タッキー」などの遊び心あるプレゼンテーションや、楽しさと驚きをゲストに感じさせるもてなしで人気を得ている。
フロリレージュ(東京)30位
店名はフランス語で「詞華集」を意味する。シェフの川手寛康(かわて・ひろやす)さんは1978年生まれ。フランスで修業後「カンテサンス」のスーシェフ(副料理長)を経て、2009年、30歳で外苑前に「フロリレージュ」を開業。日本の食材・生産者に焦点を当て、経産牛を用いるなど、社会的なメッセージ性を料理にこめ、独創的な料理を提供している。
ラシーム(大阪)41位
シェフの高田裕介(たかだ・ゆうすけ)さんは1977年生まれ。パリの「タイユヴァン」や「ル・ムーリス」などで修業後、2010年、大阪・本町に「ラシーム」開業。古典的な技法を用いながら、前衛的な発想と技術で、フランス料理とは何かを問いかけ、「料理とは何か」を根源的なところから問い直している。
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