「タスク管理できない」と悩む人の大きな勘違い 「仕事はマルチタスクで乗り切れる」に潜むワナ

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タスク管理にありがちな誤解とは(写真:Luce/PIXTA)
私たちは、仕事や活動、家庭のことなどをするうえで、契約書の作成や打ち合わせ、会議、メールの返信、親睦会など、あらゆるタスクを抱えています。抱えているタスクが多ければ多いほど、どの順番で、どのように進めていけばいいかがわからなくなってしまうことがあるでしょう。そこで、『なぜか仕事が早く終わらない人のための 図解 超タスク管理術』を上梓した心理系ライターの佐々木正悟氏が、タスク管理が上手くなるために解くべき誤解について紹介します。

タスク管理は上手くいかないものだ

この記事を読んでいるあなたは、「効率的に仕事をするにはタスク管理が必要だ」と考えていることでしょう。もしかすると、すでに何度かタスク管理を試してみたものの、「あまり効果が出なかった」という方も、きっといらっしゃるでしょう。ありきたりなことを言うようですが、そういう人は少なくありませんので、安心してください。

タスク管理には、誤解されているところがたくさんあります。学校で教えてくれるスキルではありませんし、公的に認められた正式な方法論はありません。なんとなくはじめてみて、上手くいかないといったことはザラにあります。

抱えているプロジェクトや果たすべき約束、用事、済ませておくべき準備など、ことごとく頭の中で整理でき、つねに適切な行動を起こせるならタスク管理は不要です。

しかし、普通の人はなかなかそこまでできません。そのような方々のために、まず簡単に、タスク管理にありがちな誤解を解くところからはじめましょう。もちろん、公的に認められた正式な方法論はありませんので、誤解がいけないというわけではありません。

しかし、上手くいかない原因はタスク管理への誤解に潜んでいる場合が往々にしてあるため、原因を明らかにできれば、対処法もおのずと見えてきます。

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