環境保全や貧困の撲滅などを掲げるSDGsの達成に多くの企業が関心を寄せている。課題を解決するだけでなく、課題解決を通じて新たなビジネスチャンスを創出している企業も増えつつある。

卵殻カルシウムを配合した栄養強化食品。拡販に向け、病院などでPR活動も行っている(写真:キユーピー)
キユーピー|卵殻を捨てずにとことん活用
環境保全や貧困の撲滅などを掲げるSDGsの達成に多くの企業が関心を寄せている。こうした課題を解決するだけでなく、課題解決を通じて新たなビジネスチャンスを創出している企業も増えつつある。
マヨネーズを手がける食品メーカー大手、キユーピーもその1つだ。キユーピーが1年に使用する卵は約25万トン。日本全体の年間生産量の1割に当たる。一方で、つねに意識してきたのが年間で約2.8万トンも排出される卵殻の利活用だ。1950年代には卵殻を土壌改良剤として農家に配布するなど活用を進めてきた。今では製造の過程で排出される卵殻を100%有効活用している。
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