ヒカキンら躍進!変わるCMキャスティングの裏側 「YouTuberを起用する側」の思惑と契約金事情
ちなみに、はじめしゃちょーのチャンネルの登録者数は約1020万人。芸能人で断トツの登録者数を誇る米津玄師(31)ですら約629万人だから半端じゃない人数だ。ヒカルは約476万人。竹脇は約328万人以上。企業は惹かれるはずである。
気になるYouTuberのCM契約金は?
気になるのはCMの契約金。前出の芸能プロ代表はこう話す。
「契約金は相手の企業によってバラバラだが、HIKAKINなら1社当たり年間2000万円以上。ほかのYouTuberは同じく1000万円以上と見て間違いない」
安く感じるかも知れない。だが、米倉涼子(46)ら大物と呼ばれる芸能人すら実際の契約金は3000万円から5000万円程度。それ以上はありえない。そんなに宣伝費がかけられる企業など存在しない。契約金が1億円を超えるのは商品を世界にアピールするために大谷翔平(28)や大坂なおみ(24)らトップアスリートが起用されるときくらいである。
企業側は限りある宣伝予算を有効に使いたいので、芸能人をCMに起用するときもInstagramなどSNSのフォロワー数をキャスティングの参考にしている。YouTuberの登録者数を判断材料にするのと考え方は一緒だ。
Instagramのフォロワー数も参考に
インスタのフォロワー数約986万で国内女性芸能人トップの渡辺直美(34)のCMは「アサヒビール『アサヒFRUITZER Lemon&Lime』」「Google アプリ」「アディダスジャパン」「味の素『クックドゥ・香味ペースト』」「VISAカード」など。圧巻である。
昨年4月に生活拠点をアメリカに移したあとも、海外ブランドファッション通販「BUYMA(バイマ)」のCMが新たに始まった。やはり企業にとって数多くのフォロワーは魅力なのだ。