医師が警告!急増「社会的時差ボケ」の根深い問題 健診でも放置されるケースがほとんどな理由
仕事環境の変化により心身のストレスが蓄積
リモートワークの定着により、リアルでの人との接点が減るなど、働く環境や行動は大きく変化しました。
私の外来にいらっしゃる方々も、「通勤がなくなった分、時間のやりくりがラクになったというより、むしろ、つねに何かに追われている感覚がつきまとっている」とか、「時間配分が自由になった反面、朝食を抜く、間食が増える、食事の時間がバラバラなど、むしろ不規則になった」という人、さらには、「デジタルデバイスと向き合う時間が大幅に増えて、睡眠時間がどんどん後ろにずれ込んでしまう」と訴えられるケースが増えてきました。
ひとつひとつはささいなことのようですが、この小さな生活リズムの乱れの蓄積は、想像以上に大きなダメージを生み出します。本人はなんとか新しい環境に適応しているつもりでも、心身がついていっていないのです。
しかも、多少の不調はあっても「病気」ともいえず、健診でも特には異常がないために放置されているケースがほとんどです。


















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