トップガンが異例ヒット!22年映画興収を大予測 洋画が復興、コロナ前の2019年に迫れるか否か

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繰り返しになるが、今年上半期のポイントは昨年の課題であった洋画が見事に復興を遂げたこと。その背景には、映画館が閉鎖された一昨年の1回目の緊急事態宣言時を除き、コロナ規制や自粛営業が長引くなかでも映画館の上映が止まらなかったことがある。

そうした環境があって、約2年を経て本格的に洋画が戻ったときに観客もすぐに映画館に足を向けた。映画文化の灯を消さないために、映画界が一丸となって多方面の働きかけに尽力した結果、いまがあるのだ。

コロナ前に押し戻す底力も

映画だけでなく、音楽や演劇、お笑いなど多くのエンターテインメントジャンルがコロナで大きなダメージを受け、いまそれぞれ回復に向かっている。

ライブやイベントなどライブ・エンターテインメント市場調査を行うぴあ総研は、過去最高だった2019年(6295億円)の約8割まで2022年の市場規模は回復し、2023年には2019年を上回ると予測している。一方、映画界はこの上半期で、市況をコロナ前へいち早く押し戻す底力を見せつけた。

コロナの不安材料はあるが、この1年半止まることがなかった映画界が、エンターテインメントシーンの先陣を切って市場を完全回復させることが期待される。

※記事中の興行中作品の興収は最終見込み

武井 保之 ライター

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たけい・やすゆき / Takei Yasuyuki

日本およびハリウッドの映画シーン、動画配信サービスの動向など映像メディアとコンテンツのトレンドを主に執筆。エンタテインメントビジネスのほか、映画、テレビドラマ、バラエティ、お笑い、音楽などに関するスタッフ、演者への取材・執筆も行う。韓国ドラマ・映画・K-POPなど韓国コンテンツにも注目している。音楽ビジネス週刊誌、芸能ニュースWEBメディア、米映画専門紙日本版WEBメディア、通信ネットワーク系専門誌などの編集者を経て、フリーランスとして活動中。

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