表情分析家が解説、山上容疑者の「直前表情」の謎 「危険表情」を確認できず、送検時も「恥」がない

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あるいは、怒りを抱きつつも攻撃のタイミングを思考している。「怒りを押し殺した表情」同様、あからさまな表情では周囲に悪意が露呈してしまうため、表情に出ないようにするのだと考えられます。

この表情が表れている人は、

・誰かを攻撃する計画を練っている

・攻撃のタイミングを見計らっている

・攻撃目標が現れるのを待っている

・攻撃目標が気を抜くのを待っている

こうした意図を持っていると考えられています。実際、暴力を振るう直前の人物や爆弾を仕掛けようとしていたテロリストの顔、重火器を持って学校を襲撃する数時間前の犯人の顔などにこの表情が生じていたことが観察されています。

理性を失った顔の特徴

もう一つは、「理性を失った顔」と呼ばれています。

「眉が中央に寄りながら引き下げられる+上まぶたが引き上げられる+下まぶたに力が入れられる+口が開かれる+アゴに力が入れられる」という表情です。次の表情です。

(写真:株式会社空気を読むを科学する研究所提供「無断転載を禁ず」)

「理性を失った顔」は「攻撃を目論んでいる顔」とは異なり、顔全面にわかりやすく生じ、顔も赤らみます。

この表情が表れている人は、

・理性を失った瞬間

・攻撃を仕掛ける瞬間

こうした意図を持っていると考えられています。

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