表情分析家が解説、山上容疑者の「直前表情」の謎 「危険表情」を確認できず、送検時も「恥」がない

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山上容疑者は、終始マスクをしているため、口元はわかりません。しかし、顔上半分にも表情は表れますので、視点を移します。しかし、容疑者の顔上半分にも危険表情は確認できませんでした。なぜ危険表情は確認できなかったのでしょうか。

5つの仮説を想定しました。

危険表情が確認できなかった理由とは

①本当は危険表情をしていたが、記録されている(公開されている)動画には映っていない(あるいは、映像が粗く確認できない)

②危険表情を隠すのがうまく、微表情にさえ、表れなかった

③マスクの下、口元に危険表情は表れていた

④憎悪や殺意はなかった

⑤目下、科学研究では解明されていない危険を示す表情をしていた

しかし、②の可能性は低いように思えます。理由は次の通りです。

公開映像から、挨拶時の安倍元首相の後ろ、道路を隔て、立っている山上容疑者を確認することができます。このとき、容疑者は、肘を外に突き出す形で腰に手を置き、首を左右にしきりに動かしています。

肘を外に突き出す形で腰に手を置く姿勢は、アームアキンボーといいます。自分の占有する面積を広くとり、他人と距離を置く姿勢です。自分の身体を大きく見せるため、目立ちます。また、人に威圧感を与えることもあります。首を左右にしきりに動かすのは、情報収集だと思われます。安倍元首相に近づくタイミングを計るために、車の往来や警護者の動向を確認していたのだと思われます。

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