「こっちから妥協を引き出そうったって、そうはいかないぞ!」「こんなことで泣くなんて、プロ失格だ」などと過剰にリアクションせず、黙って泣き止むのを待つのがいいでしょう。だって、それは汗なのですから。
あるいはティッシュを差し出しながら、何事もなかったように「それでさ~」と話を進めるのもオススメ。泣いた本人だって「やばい! 職場で泣いちゃった……」と混乱しているわけですから、ことさら突っ込んだりせず、スルーしてあげるのがいいのです。
男も「あの行動」で女を引かせている
ではいっぽうの男たちは常に冷静沈着に仕事をしているかというと、そんなことは(当然)ありません。女性たちに評判の悪い男たちの感情表現、それが「大声」です。
よくドラマのワンシーンで、女性(妻や彼女)が男性(夫や彼氏)に、「ちょっと! 大きな声出さないでよ!」とたしなめていますが、あの非難のニュアンスは、正直男性からするとピンとこないもの。大きな声のどこがいけないのか、と。
女性たちは、男の「大声」をとても威圧的なものととらえます。「脅された」と怖がったり、あるいは「あらら、キレちゃった」とウンザリしたり。
そういう意味では、女性の涙と男性の大声は、とてもよく似ています。男性が涙を見た瞬間に「あーあ」としらけるのと同じ効果が、大声にはあるということ。
ときには、感情のままに大声を上げて怒鳴りたくなるようなときもあるでしょう。あるいは、職場の文化として威勢のいい罵り声が飛び交う企業もあります。ですが原則としては、努めて静かな声で振る舞うのが正解。そうすれば「あの人は落ち着いていて頼りになる」「静かだからこそ、怒らせると怖い」と評価を上げることになります。
逆に、目の前で発せられた大声に対する対処法は、涙への対処法と同じです。
「怒らないでくださいよ」「冷静に話しましょうよ!」などとなだめるのは火に油を注ぐようなもの。何事もなかったように「確かにその通りなんですけどね~」と、淡々と話を進めるのがオススメです。
人間味に欠ける冷たい職場も寂しいですが、つまらないことで気持ちをすり減らすのは避けたいところ。過剰に感情をやりとりすることのないようにしたいものですね。
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